ユニクロは、服のチカラを最大限に活用することを目的とした「全商品リサイクル活動」を2006年より実施。その一環として、お客様が着なくなった商品を回収し、パートナーであるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じて、難民に届ける活動を行っています。
昨年2013年1月に続き、12月に二回目のシリア難民キャンプ訪問を実現。ユニクロは、12万人のシリア難民が避難生活を送るヨルダンのザータリ難民キャンプに55万点の衣料を寄贈しました。日本から届けられた服は、現地で国際NGO JENのメンバーが事前に調べた家族構成などの情報を元に配布します。
ヨルダンの砂漠地帯に位置するザータリ難民キャンプは、一日の温度差が激しく、朝晩の気温が氷点下になる日もあるそうです。寒さを乗り切るための衣料品のニーズが高く、特にユニクロの冬の定番商品であるフリースはその暖かさと軽さが好評で、子どもから大人まで多くの方に着ていただいています。
「日本の人々には、本当に感謝しています」と繰り返し口にする男性がいました。また、不安なキャンプ生活の中でも、子どもたちは元気で、明るく、ユニクロの店舗スタッフが心をこめて作った折り紙を、喜んで受け取っていました。
「誰かのために役立ってほしい」と想いをこめて作った1枚の服の持つ「服のチカラ」。遠い日本での取組みが、ここで暮らす人々の生きるチカラとなっていることが感じられました。
ユニクロは「世界中の服を必要としているすべての人に、本当に良い服をお届けする」ことを目指して、今後も継続的に「全商品リサイクル活動」を進めてまいります。
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