世界的に名を馳せるファッションデザイナーのクリストフ・ルメールを迎え、さまざまなブランドで経験を積んだ精鋭揃いのチームが手掛けるパリ発の特別コレクション「Uniqlo U（ユニクロ ユー）」。ユニクロが掲げる LifeWear のコンセプトと、モードの感性が交差するそのアイテムは、デイリーに使いやすいシンプル＆ベーシックななかに静かに主張する個性も備え、若い世代を中心に絶大な支持を集めています。
今回はルメール本人をはじめ、人気のスタイリストやエディター、ライターといったシーンの最前線で活躍する目利きたちを招集。2020年春夏のラインナップから “ コレは買い！ ” なオススメを私的目線で選んでいただきました。さて、賢者の心を射止めた逸品は？
「元はキューバのサトウキビ畑で働く人々の労働着であり、古くから男性のワードローブであったキューバシャツ。薄手のコットン地やオープンカラー、裾出しを前提とした幅広のボックスシルエットなど、現地の高温多湿な気候をしのぐために生まれた特徴的な仕立てを活かしつつ、本来の4ポケットを排し、また前後のピンタックをスッキリさせ、街着として合わせやすいようミニマルに落とし込みました。毎年 Uniqlo U ではオープンカラーシャツを発表して好評をいただいていますが、こちらはベーシックなオープンカラーシャツと差をつけたい方、かといってアロハでは派手すぎるという方にも最適な、次の一手となる提案です」
【アイテム】
【Staff Credit】
撮影（静物）：杉田裕一（POLYVALENT）
構成・文：いくら直幸