ユニクロ女子陸上競技部は、ユニクロ社員からなる実業団チームです。現在部員は9名で、国内外のさまざまな大会に出場しています。
今回は、入社3年目の萩原歩美(はぎわら・あゆみ)選手と、1年目の竹内あさひ(たけうち・あさひ)選手に、普段のトレーニングの様子や、ユニクロ社員としての仕事について聞きました。
ユニクロ女子陸上競技部は、「個性の強いマイペースな人間が集まっています。監督もとっても自由な方で、選手は寮生活を楽しみながら、のびのびと楽しい雰囲気の中練習しています」(萩原選手)
萩原選手は、昨年インドで行われたアジア陸上競技選手権大会の10000mで銅メダルを獲得。「トレーニングは毎朝6時から始まります。私は5時過ぎには起床します。各自ストレッチなどで準備して、6時から全員で走り出すという感じです」(萩原選手)
合宿や試合があるとき以外は他の社員同様に仕事もしており、萩原選手はグローバルマーケティング部のスポーツチームに所属し、ブランドアンバサダーが着用するウェアの商品開発などに携わっています。また、竹内選手は経理チームに所属。各部署から出される書類の管理を担当しています。
毎日30kmを走るほか、10日間前後の合宿を月に2回ペースで行うときもあります。練習と仕事の両立については、「社会人として会社に行くのは当たり前で、大変だと思ったことはありません」(萩原選手)。「競技がメインになり出社できる日が限られる中で、少しでも業務の力になれたら」(竹内選手)と話します。
ユニクロ女子陸上競技部の一員でよかったと思うことについては、「世界を目指すユニクロという会社の中で、日本一ではなく世界一を目指そうという高い目標を持って走ることができています」(萩原選手)。「アユさん(萩原選手)を始め、他の強い選手と一緒に練習できることで刺激を受け、毎日がとても充実しています」(竹内選手)と語ります。
体のコンディションを保つために「いつもテンションをあげていくことも大事」と明るく話す萩原選手は、好きな歌を歌ったり、練習をがんばったときにはご褒美として大好きなチョコレートを少しだけ食べることもあるとか。竹内選手も「練習で疲れ果てて、体が睡眠を欲するときには、無理せず素直に寝るようにしています」と語ります。「竹内は部内一マイペース。それにこんなにスリムなのに誰よりもよく食べるんですよ(笑)」(萩原選手)
「昨年度は駅伝で勝てなかったり、選手の入れ替えがあったりして新人が多く、チームとしてのまとまりもこれからだと感じています。ただ、若い選手が多い分、これからもっとがんばっていけるのが強みです。よい環境を作ってくださる監督、スタッフとともに、これから日本一、世界一を目指せるチームだと思っています。そして、職場のみなさんのサポートがあるからこそ競技に打ち込めます。本当に感謝していますし、みなさんの期待にはぜひ応えたいですね」(萩原選手)
両選手は2月9日(日)に開催される第49回千葉国際クロスカントリー一般女子8kmの部に出場予定です。ぜひ、応援よろしくお願いいたします!
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