2022年北京冬季オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプで念願の金メダルを獲得した平野歩夢選手。人生そのものをかけて挑んだといえるほど、全精力と時間を注ぎ込んできた平野さんは、ふっと一息つくように、競技の外側にも目を向けはじめました。その好奇心が向かう先はどこなのか。〈ユニクロ〉の服をまとった平野さんとともに、ラーメン、コーヒー、レコードをキーワードに新しい世界へと足を踏み入れます。3軒目は、蔵前の鳥越神社横に最近できたカフェ「アーチ(ARC)」へ。
ARCの独特なコーヒーはどうやって生まれているのか。
【着用アイテム】
スフレヤーンモックネックセーター(長袖)
カーゴジョガーパンツ
※その他、スタイリスト私物
ふんわりと柔らかく、そしてチクチクしないスフレヤーン糸を使用したモックネックセーター。ブラッシングによる特殊起毛で暖かく、着心地も軽やかに。また3色の糸をミックスしているため、奥行きのある表情も楽しめる。
ボトムスはミリタリーパンツをベースにしながら、ウエストと裾にゴムを施して快適に穿ける一本に。さらにすっきりとしたテーパードシルエットのため、オーバーサイズを選んでももたつかず動きやすい。
スタイリングひとつにしてもその豊かな感性でさまざまなことを読み取っている様子。さて、服にこだわりがあるとは聞いていた平野さんですが、どうやらそのこだわりはこちらの想像を超えていたようで…。
「ちょっとしたことが気になる性格で、遠征先に持っていく服も一回全部自分で着てみて、納得いくまで選びます。服を着るときに一番気にしているのは、ちょうどいい身幅とかのサイズ感なんです。そこが納得いかなくて服を切ったことも。あとは、周りと被りたくない時は、ペイントしたりとか、ちょっと自分で手を加えることもあるんです。そういうこだわりがスノーボードやスケートボードの練習にも少し出ているのかもしれません。納得いくまでずっとやるみたいな」
競技だけに限らず、プライベートでも一歩入り込んでしまうと、どうしてもこだわらずにはいられないのが平野さんの性(さが)なのでしょう。今回の取材で訪れた、ラーメン、レコード、コーヒーが今後その対象になるのかどうか、そしてそれらが平野さんの人生をどう彩っていくのかどうか、楽しみにしていきたいものです。
「HOUYHNHNM」10月31日公開の記事より
【Information】
ユニクロ グローバルブランドアンバサダーサイト
www.uniqlo.com
【Shop Credit】
ARC
住所:東京都台東区鳥越2-3-4
電話:03-5829-4145
時間:10:00〜23:00 土日8:30〜23:00 不定休
Instagram:@arc__coffee
【Staff Credit】
Direction & Styling; Akio Hasegawa
Photo; Seishi Shirakawa
Hair & Make-up; Kenshin
Text; Shinri Kobayashi
Edit; Shun Koda