ユニクロは、東日本大震災の被災地への仮設店舗オープンとともに、被災地で活動しているNGOを通じた自立支援、雇用創出、コミュニティ再建などを支援する「ユニクロ 復興応援プロジェクト」を推進しています。
気仙沼市本吉町で67年続く、老舗の和菓子屋「いさみや」は、ユニクロの協働NGO、特定非営利活動法人プラネットファイナンスジャパンから雇用助成を受けて、被災した女性を新たに雇い入れました。
「いさみや」の3代目店主畠山憲之さんは、「始めたときはもう1回ゼロからだと思い、もっと良くしようと思いましたが、落ち着いて来ると自分ができることしかできないのだ、と感じるようになりました。今まで続けてきたことを見つめ直し、美味しいお菓子を1個1個作っていくしかないと思っています。そして、少しずつ商売を広げていきたいです。気仙沼では人口が減っている。人が離れてしまっている状況があるので、うちが商売を大きくすることで、1人でも2人でも雇用を増やしていけば、少しでも街のためになると思っています」と語ってくれました。
認定NPO法人IVY(アイビー)の雇用支援を経て、気仙沼市の復興商店街「復幸マルシェ」に仮設店舗をオープンした、乾物・生鮮食品を扱う小野寺商店の店主、小野寺由美子さん。「復興は遅く、風化は早く。東京その他に物産展で出向くことが多いのですが、気仙沼から来たということは全然通用しなくて、いつまでも震災、震災と言っていられないと肌で感じています」と話してくれました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から3年が過ぎましたが、いまだに地域住民はさまざまな課題を抱えています。復興への道のりは長く、ひとつずつ積み重ねていくことが大切です。
ユニクロの仮設店舗、気仙沼店と釜石店は2013年11月と2014年3月に通常店舗としてオープンし、新たな歩みを始めました。復興応援プロジェクトを通じて、ユニクロはこれからも服のチカラで被災地の支援を続けていきます。
震災直後の緊急支援から、これまでの3年間の活動の歩みを動画にまとめました。ぜひ、ご覧ください。
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