東日本大震災によって失われてしまった、子どもたちの遊び場、そして地域のつながり。
それらを取り戻すため、地域の子どもたち、住民の皆さんとともに考え、つくりあげていく“夢の遊び場”。それがClothes for Smiles*の一つ、ユニクロドリームウォールです。建設予定地は上釜ふれあい広場。
夢の遊び場とはどんな遊びができる場所なのかアイデアを出すため、8月24日と9月7日の2日間、地域の子どもや住民の方たちが集まり、ワークショップを行いました! 会場は石巻私立釜小学校の体育館。1回目は53名、2回目は48名が参加しました。
ワークショップでアイデアを引き出すファシリテーターとして、コミュニティデザイナーの山崎亮さん(Studio-L)、そして遊び場を設計する建築家の竹内昌義さん(みかんぐみ)がご一緒して下さいました。
1回目はユニクロドリームウォール建設予定地に行き、何が出来そうかイメージを膨らませ、グループ毎にアイデアを出していきます。
その後体育館に戻って、出したアイデアを一つずつ体で表現し、写真撮影。アイデアが実施可能かやってみると共に、遊びのイメージをさらに膨らませていきます!
出たアイデアは、模造紙にまとめて分類。たくさんのアイデアが生まれました!
2回目は、1回目のワークショップをもとに作られた遊具の部品を組み合わせ、遊び場の具体的なアイデアを固めていきます。欲しい部品がない場合には、自分たちでつくって補います。
普段は家でゲームやシャボン玉などで遊ぶことが多いという子どもたち。ワークショップでは目を輝かせて、頭の中の“夢の遊び場”を形作っていきます。
「(震災の)前は公園があったけど、今はみんな仮設住宅が建ってる」
「普段は家でゲームしてる。遊ぶとこないもん」
「一度でいいから、思いっきり遊んでみたい」
ワークショップで聞こえてきた、子どもたちの声。
住民の方たちからも、以下のようなコメントをいただいています。
「子どもたちが日常を忘れて楽しめる場所にしたい」
「気軽に行けて、一息つけるところがあると嬉しい」
住民の皆さんの期待に応えられるよう、このワークショップで皆さんから出たアイデアをもとに、竹内さんがユニクロドリームウォールを設計します。11月には遊び場の完成予定図が、そして来年春に、実際のユニクロドリームウォールが出来上がる予定です。
どんな“夢の遊び場”が出来るのか、皆さんどうぞお楽しみに!
*Clothes for Smilesはテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ氏とユニクロが共同発案した、世界中の子どもたちの夢と未来を応援するプロジェクトです
■ユニクロドリームウォールについての詳細はこちら