ユニクロ店舗レジ横の小さな募金箱をご存知ですか。ユニクロは、2001年に瀬戸内オリーブ基金プロジェクトを開始し、お客様のご協力により、約2億円の募金が集まりました!
瀬戸内オリーブ基金は、豊島をはじめとする瀬戸内海の島々や沿岸部に、かつての豊かな自然を再生するため、2000年、安藤忠雄氏、故中坊公平氏が呼びかけ人となってスタートしました。1970年代後半から1990年代前半にかけて、豊島では日本最大規模の有害産業廃棄物不法投棄が起きました。海岸に面した土地に大量の産業廃棄物が運びこまれて放置され、汚染された水が瀬戸内海に流れ出していました。2000年6月、公害調停が成立し、現在も香川県によって廃棄物を無害化・撤去する作業が続けられています。
瀬戸内オリーブ基金との取り組みでは、植樹や自然保護活動の助成、環境教育などの活動を行っています。植樹助成によって13年間で15万本の木が植樹されました。また、これまでユニクロの従業員のべ1,000名以上のボランティアが、豊島でオリーブの植樹や、破壊された自然を回復する事業を実施してきました。
2014年11月には、岡山県と香川県にお住まいのお客様60名を豊島にご招待し、初めて「オリーブ収穫感謝祭」を開催。オリーブの実を収穫し、オリーブオイルを絞る搾油体験や、豊島の不法投棄の歴史を学ぶツアーなど実施しました。お客様からは、「これまで募金箱のことは知っていたけど、豊島の不法投棄の歴史や、オリーブ基金の活動について学ぶことができてよかった!」という感想をいただきました。