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ユニクロのフリースが、 ヨルダンで少女の大切な1着に

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2014年4月末~7月末、『全商品リサイクル活動“あったかい”を届けよう!』キャンペーンを実施。全国のお客様のご協力により、約200万着のリサイクル衣料が集まりました。そして11月、集まった衣料を、ヨルダンで避難生活を送るシリア難民の方々に届けることができました。

今回訪れたのは、シリア国境付近に位置するザータリ難民キャンプ。シリアの情勢悪化を受け2012年に開設され、現在約8万人ものシリア難民が暮らしています。砂漠の中に位置するこのキャンプは寒さが厳しく、冬には雪が降ることもあります。ユニクロはグローバルパートナーシップを結ぶUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とともに、2012年よりこのキャンプでの衣料支援を行ってきました。



今回、1年前に出会った女の子と再会することができました。
彼女の名前はワファ、9才。昨年配布されたユニクロの黄色いフリースを着て、写真を撮らせてくれた女の子です。彼女のお宅にお邪魔させていただきました。

ワファはお母さんと5兄弟、6姉妹の13人家族。お父さんとはシリアで離ればなれのままです。一家は2012年、シリアからヨルダンに逃れてきました。



お母さんのアミナは、
「シリアを出た時は、着の身着のまま必要最低限の物だけを持ってきました。しかし長い道のりの中で、その必要最低限の物すら手放して、何とかここまでたどり着いたのです。今は、難民キャンプの仮設住居で暮らし、子どもたちはキャンプ内の学校に行くこともできます。」
と、辛い表情を見せることなく、力強く話してくれました。
「生活の中で大変なことは、これから来る厳しい冬。冬は雪が降ることもあり、仮設住居はとても冷え込みます。」

ワファは昨年配布されたユニクロの黄色いフリースを大切そうに見せながら、
「服は全部で2組持ってるけど、この服は私のお気に入りなの!暖かくて着やすいし、色も好き。特別な時に着てるんだ。」
と照れながらも話してくれました。

私たちはこれからも衣料を必要としている方々の元へ、衣料を届けていきます。
現在も衣料回収を続けています。皆様のご協力をどうぞよろしくお願いします。

■“あったかい”を届けよう!キャンペーンについてはこちら
■ヨルダンのフォトレポートはこちら
■CSR部レポートはこちら
■全商品リサイクル活動についてはこちら


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