アメリカ西海岸で独自に買付けた古材、リクレイムドウッドを使ってテーブルやチェア、スツールなど様々な家具を展開するインテリアブランド、リクレイムドワークス。その代表を務めている岩西さんに、ユニクロのストレッチセルビッジスリムフィットジーンズの良さとご自身のお仕事について伺いました。
リクレイムドワークス ディレクター 岩西剛さん
アメリカへの留学から帰国後、日本にあるインテリアショップでバイヤーとして勤務。その過程で出会ったリクレイムドウッドの魅力に取り憑かれ、日本でもより多く広めたいと、リクレイムドウッドを専門に取扱う会社、リクレイムドワークスを立ち上げる。
■アメリカ西海岸の廃材を家具などの素材として再生
アメリカでは工場や学校など建物が取り壊された際に出る廃材を、テーブルやチェアへと再利用する動きがあります。その再利用する木材をリクレイムドウッドと呼ぶそうです。「リクレイムドウッドの魅力のひとつは、その経年変化です。ジーンズが長くはかれることで味が出るように、木材も建物の一部として何十年も経つ中で、乾燥による自然なヒビや、釘の酸化痕など、新材では決して見られない質感が得られているのです」岩西さんが主に取扱うリクレイムドウッドはアメリカ西海岸の物。70年ほど経年した物が多く、味わい深い変化が見られています。
■日々の作業の中でストレッチの良さを実感
郊外にあるアトリエへ頻繁に足を運び、リクレイムドウッドを使った家具や雑貨のプロトタイプを製作する岩西さん。機械式のカッターやヤスリなどを駆使する製作現場では、大量のおがくずを被りながらの作業は当たり前です。「細かなおがくずがガンガン飛び散るので、エプロンをしてもワークウエアの元祖であるタフなジーンズはやっぱり外せません。このジーンズのストレッチの良さも日々実感しています。積んである木材を出し入れするのに三脚の上り下りとか、締め付けが無く屈伸が楽ですからね」
■快適なだけじゃなく、伝統的なジーンズを感じさせるリアルさも
岩西さんが輸入した古材をインテリアの素材として取り入れたカフェ、レジュベ。岩西さんのオフィス近くにあるお店で、壁やテーブルの一部にリクレイムドウッドが使われています。「アメリカ西海岸を感じさせる伝統的な赤耳のセルビッチジーンズを、動きやすいストレッチ仕様へと現代風にモディファイしたこのジーンズは、どこか僕の仕事とリンクしている気がしますね。快適なだけじゃなく、デニム素材ならではのゴワつき感もちゃんと再現されているところも僕は好きです」
リクレイムドワークス
リクレイムドウッドを使用した、 他とは異なる視線でアメリカ製品の新たな魅力を提案。また、ユーザーの要望に沿い、家具の製作から店舗、住宅リフォームも可能。
http://webstore.reclaimed-works.com