2013年7月5日、バングラデシュに「グラミンユニクロ」初の店舗が2店舗オープンいたしました。
「グラミンユニクロ」とは、ユニクロがグラミンバンクグループとともに世界最貧国の1つであるバングラデシュで2010年より展開しているソーシャルビジネスのことです。
ユニクロのあらたな取り組みとして「バングラデシュの貧困、教育、衛生、ジェンダー、環境といった社会的課題を、服の企画、生産、販売を通じ、バングラデシュの人々が心からほしいと思う商品の提供や雇用の創出により解決し、その国の経済や社会の発展、より豊かな生活づくりに貢献すること」をミッションとし、「バングラデシュの人々にとって本当によい服を」をコンセプトに、バングラデシュ発の服の企画・生産と、一般市民が日常的に購入できる価格での販売を実施。その利益もすべてソーシャルビジネスへ再投資されています。
「グラミンユニクロ」ニューエレファントロード店とボナスリー店はいずれも首都ダッカの商業エリアにあります。オープン初日には、予想以上に多くのお客さまに来店いただき、開店前に人が並ぶという習慣のないバングラデシュで、ニューエレファントロード店には150名の行列ができたほど。オープンから約2ヶ月が経とうとしていますが、口コミ等でお店に来ていただいたり、リピーターとして何度もご来店されるお客様も増えており、商品の価格と品質や、バングラデシュにはないサービス等が受け入れられ、徐々に認知度も高まっています。
現地デザイナーを登用した服作りも特徴の1つ。売れ筋は、カラーバリエーション豊富なTシャツとポロシャツです。なめらかな肌ざわりや速乾性のある素材で、価格も190~290タカ( 約240~370円)とお手頃であることが購買につながっています。
現在はメンズ商品がメインですが、今後はさらにより幅広いお客様の声を商品企画に反映していく予定です。
オープン当日の様子と、現地スタッフのインタビューはこちらからご覧いただけます。
ユニクロは、今後も店舗展開を進めながら、現地の人々が購入可能な価格で品質の高い商品を販売するとともに、生産と販売の両面で雇用機会を提供することで人々の自立を促し、貧困などの社会的な課題を解決することを目指します。
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