おしゃれな人はもうチェックしているこの秋のトレンド、ベロアアイテム。ユニクロでもベロア素材の新商品が一足早く揃いました。リッチな起毛感と光沢感をもつベロアアイテム。よりスタイリッシュに、そしてより気軽に取り入れるためのおしゃれテクニックをスタイリスト・竹村はま子さんに教えてもらいました。
「このワイドパンツのダークグレーカラーは絶妙。あえてトップスもこっくりとしたマスタード系のニュアンスカラーで合わせてみました。つい白や黒を合わせてしまいがちですが、ニュアンスカラー同士の色合わせの方がおすすめです。トップスはテラコッタ色もマッチしそう」。
ワイドシルエットの上下なら、ラクチンスタイルながら程よくよそ行き感もプラス。ちょっとしたお出かけの日にも活躍してくれそう。
【着用アイテム】
ドレープモックネックブラウス(7分袖)
ベロアワイドパンツ
※その他スタイリスト私物
「レイヤードスタイルはこの秋のトレンドの1つ。たとえば夏はTシャツ、秋はその上に羽織りもの。冬はタートルネックのセーターと細身のパンツを合わせるのもおすすめです。今回は黒のベロアキャミワンピに、ワイドシルエット&襟の立ち上がった白Tシャツをインさせました。ベロアの素材感が加わるだけで、白×黒コーデでも存在感がひとさじ増しますね」。
フェミニンなデザインのキャミワンピを、あえて黒小物とレースアップシューズで辛口に仕上げて。インナーアイテムを変えれば、秋にも、さらに冬まで、おしゃれがずっと楽しめそう。
【着用アイテム】
ネオレザーライダースシングルジャケット
ベロアキャミソールワンピース
オーバーサイズハイネックT
※その他スタイリスト私物
「一見難しいようですが、ほんのりとダスティーなピンクは、大人の女性こそ積極的にデイリーに取り入れたい色。肌なじみも良く、ピンクでも赤みのある落ち着いたトーンなので悪目立ちする心配もありません。ネイビー×明るめピンクのボーダーに合わせれば、ピンク同士がリンクするのでワントーンのような印象に仕上がります」。
デニムジャケットをウエストでキュッと腰巻きにすれば、腰位置の高さを強調できスタイルアップにも効果的。ペタンコ靴やスニーカーでもバランス良く仕上がります。
【着用アイテム】
ボーダーボートネックT(長袖)
ベロアワイドパンツ
デニムジャケット ※着用カラーは7月下旬販売予定
※その他スタイリスト私物
「光の具合で独特の光沢感を放つベロアは、ともするとクラシックなムードを持つ素材。あえてデニムでカジュアルダウンさせるのもおすすめです。短め丈でたっぷりとした身幅のシルエットのトップスは、ボトムを問わず合わせられる万能さもポイント。ワイドボトムとも相性よく取り入れられますが、今回はシガレットデニムで女性らしい着こなしに仕上げました」。
「このデニムは、程よくハイウエストで、体のラインをヘルシーかつ美しく見せてくれるから、大人の女性の味方になってくれそう!」。ベルトでウエストマークするのもポイント。秋は小物の力も加えておしゃれをワンブラッシュアップさせて。
【着用アイテム】
ベロアプルオーバー(5分袖) ※8月下旬販売予定
ハイライズシガレットジーンズ
※その他スタイリスト私物
「パリッとしたハリのあるコットンシャツと、とろんとしたベロアの柔らかい素材感は実は相性が良いんです。ネイビーのベロアパンツに、ストライプシャツというこの組み合わせは清潔感もあるので、誰からも好かれる好感度の高いカジュアルスタイルに仕上がります」。
シャツは襟を抜いて、こなれ感を加えて。合わせる小物次第で、おしゃれの幅もぐっと広がりそう。リュックやスニーカーなどスポーティ小物で合わせれば、運動会や遠足など子どもの学校行事にもぴったり。
【着用アイテム】
エクストラファインコットンストライプシャツ(長袖)
ベロアワイドパンツ
※シャツはオンラインストアや、店舗により在庫が異なります。
※その他スタイリスト私物
独特のつややかさと、とろんとした落ち感、そして程よく地厚な素材感を持つベロアは、旬のおしゃれも、女性らしさも、そしてスタイルアップも叶えてくれる秀逸素材。ベロア初心者の方もおしゃれ上手の方も、竹村さんのおしゃれテクはどれも早速参考になるはず!
スタイリスト・竹村はま子
「VERY」「STORY」「HERS」などで活躍。世代をまたいだそれぞれの雑誌で特集をくまれるほど、今の空気感を加えつつも、程よいコンサバ感とTPOに合う、理にかなったスタイリングに信頼を集める大人気スタイリスト。プライベートでは、高校生、中学生、小学生の3人の息子を持つママ。
【Staff Credit】
撮影/渡辺謙太郎(MOUSTACHE)
スタイリスト/竹村はま子
ヘア&メイク/川村友子
モデル/今井りか
取材・文/松井陽子