女性から圧倒的な支持を集め続けている、美容家の神崎恵さん。“いくつからでも綺麗になれる”を提言している彼女が考える、年を重ねても美しい“エイジレスなカラダ”とは?また、それを実現するための心強いパートナーでもある、頼れる下着について教えてもらいました。
「ほどよく力が抜けた余裕のある女性は素敵。それはバストも同じこと。寄せて上げて…と、作り込んだバストには力みを感じるし、完璧に見せたいという気持ちって、相手にも伝わってしまう。自然な位置にある、抜け感のある胸のほうが、心がほぐされます。バストの印象にも、流行はあるんです」
「年を重ねるにつれて似合うようになってきたのが、シンプルな服。でも、ボディラインが曖昧だと洋服に響いてしまうし、難しさもあるんです。そんな時、頼りになるのが下着。自分を美しく見せたり、着たいものを着るというファッションの喜びを諦めないためにも、下着にはこだわるべき」
リブVネックロングカーディガン(長袖)
ベロアキャミソールワンピース
「質感が柔らかい。ちょっと肘が触れたり、子どもを抱きしめるときの当たりが優しく、相手に安心感を与えられるのがいいですね。つけ心地もライトで心地がいい。“あれ、つけてたっけ?”と、思うほどラクなんです」
「シンプルなものを履くと、ヒップラインが正直に浮き出てしまうので、ある意味、戒めになっています。毎日、フラットな目線で確認することで頑張ろうと思える。レギンスに履いても響かず、ジム用にも重宝しています」
ワイヤレスブラ(ビューティーライト)
ウルトラシームレスショーツ(ヒップハンガー)
「アジャスターやフックがないので、着け心地はまさにノーストレス。かといって、胸のシルエットを垂れさせないサポート力はちゃんとある。洋服を着た時も、バストの魅力である柔らかさや優しさが伝わります」
クルーネックT
メリノブレンドリブスカート
※その他スタイリスト私物
「アウターに影響しないことはもちろん、バストとヒップのラインに、自然な丸みが生まれて感激しました。最近は、お尻が大事だと思い鍛えていましたが思ったより効果があがらず、だからこそインナーに頼れるとありがたい。秋なら、ニットスカートを着るときに活躍しそうです」
「下着は肌の一部であり、その人の印象を決めるもの。ほころびがあると、その人にも枯れている感が出てしまう。でも、逆に、綺麗なものや、こだわりを持って選んだものを身につけることで、自分自身のイメージや美意識をブラッシュアップすることだって、簡単にできるんです。“最後に下着を買ったのはいつだろう?”という人は、今すぐ新調を。女としての気分が上がりますよ」
【Staff Credit】
Photo:Hiromichi Uchida
Styling:Junko Matsumura
Hair:Maki Akabane(joemi by un ami)
Text:Aya Shigenobu
Edit:Mio Kitta(Cumu)
Design : Akihiro Kumada(Cumu)