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新たな日常着の追求 The Art of Design

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東京をはじめ上海、ニューヨークなど、全世界5 都市にあるユニクロの服づくりの拠点、R&D センター。各都市の特徴を活かしながらトレンドや日常生活を捉え、今よりも革新的で、より質の高い服づくりを目指している。そして今シーズン、新たなR&D センターがフランス・パリに設立された。
パリのR&D センター アーティスティックディレクターに就任したのは、世界を代表するブランドやメゾンのアーティスティックディレクターなどを歴任してきた、クリストフ・ルメール。彼を中心とし、イギリス、スイス、ポーランド、イタリア、日本と国際色豊かなチームが編成された。彼らは、ユニクロが追求するLifeWear を体現した、世界に通用する服づくりに取り組んでいる。そして2016 年秋冬、パリ発の新ライン「Uniqlo U(ユニクロ ユー)」が発表され、全世界に届けられる。





“ たとえば完璧な白いシャツはどうしたらさらに良くなるか。どう時代の息吹を取り込み、どう生活を豊かにするか。私たちは人々の日常生活を常に考えています。”

─ クリストフ・ルメールユニクロ パリR&Dセンターアーティスティックディレクター

コンセプトの提案が実際に服になっていく様子が、スケッチボードのデザイン画からも垣間見える。

「世界中の人々が日常着として着られる上質な服を届けられることが、とても楽しみです。ユニクロの服づくりは、スケールが大きいですが、精密な工業製品のように計算されたすべての人のための服なのです」とルメールは語る。世界的な工業デザイナー、チャールズ・イームズの言葉を引用して「すべての人にとって、常に最高のものを」と続けた。
「私たちは常に自問自答しています。たとえば完璧な白いシャツはどうしたらさらに良くなるか。どう時代の息吹を取り込み、どう生活を豊かにするか。私たちは人々の日常生活を常に考えています」
こういった日常生活への問いかけから、新しい技術を使った新たな服の提案が生まれる。






「技術の進化のおかげで、人々は服に制限されることなく思い切り動くことができるようになる。でもそれは誰から見てもわかる進化ではないかもしれない。技術やデザインの進化は必ずしも一目瞭然でなくてもよいのです。人がその服を着たときに、その違いを感じてもらえればよいのです」

ルメールらデザインチームは、もっとも考え抜かれた工夫、最良の素材、そして誰もが気軽に手に取れる価格という観点から服づくりを追求する。そして、ルメールはチームとともに服作りにこだわる。
「チームでアイデアや意見の交換を日常的にしています。私はチームメンバーに単なる服のデザインだけでなく、服づくりの理念を心から理解してほしいのです」と彼の服づくりの信念を教えてくれた。一人ひとりが人々の生活に触れ、共感し、より深く理解することが大切だとルメールは続けた。
「服づくりの川上から川下まで常に、広い視野で物事を捉えています。それが私たちの哲学であり、服づくりの質を変えることにつながるのです」
現在このR&D センターでは、より洗練され、進化する次世代の日常着を生み出すことに注力している。
「私たちの進化は日進月歩。毎シーズン、挑戦を重ねていきます。もし完璧な服が完成したら、歴史に残る偉業となるでしょうね」と、彼はあくまでも冷静に未来を語った。



ブランドブック「The LifeWear Book」の2016年秋冬版が完成。
WEBで全ストーリーがご覧いただけます。是非店頭でも手にとってご覧ください。


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