ユニクロは3月28日より「SPRZ NY」 (エスピーアールゼット・ニューヨーク)と名付けられた新しいプロジェクトを始動します。「SPRZ NY」とは、SURPRISE New York (サプライズ・ニューヨーク)、つまりニューヨークを驚かせようという意味の造語。「服とアートが出会う場所」をコンセプトに、ニューヨークを発信地として、全世界に驚きや衝撃をもたらすようなアートの発信や斬新な商品企画にチャレンジするユニクロの新しいプロジェクトです。
第一弾として、Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)、Jean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)、Keith Haring(キース・ヘリング)、Jack Pierson(ジャック・ピアソン)、Jackson Pollock(ジャクソン・ポロック)、Lawrence Weiner(ローレンス・ウェイナー)、Ryan McGinness(ライアン・マクギネス)、Sarah Morris(サラ・モリス)といったニューヨークのポップアートを代表するアーティストから、コンテンポラリーアートの先駆者、コンセプチュアルアートの巨匠まで、後世に多大なる影響を与え続けている稀代の8名の著名アーティストが登場します。
さらに、MoMAのキュレーションをベースに選りすぐった作品群をデザインした商品もMoMAスペシャルエディションとして誕生し、世界最高峰の美術館の目利きによる商品も登場します! UTのみならず、アウター、インナー、グッズなど幅広い商品で展開。3月28日よりニューヨークをはじめユニクロの世界各国、そしてもちろん日本全国の店舗で販売します。
ニューヨークで誕生したこのプロジェクトは、近代・現代美術コレクションを誇るニューヨーク近代美術館(MoMA)の全面協力によって実現します。2011年10月に店舗総面積約1400坪の世界最大のグローバル旗艦店として開店したユニクロ五番街店が、MoMAとのコラボレーションにより、約300坪ある2階の全フロアを「SPRZ NY」ストアに大改装。感度の高いニューヨーカーにも注目され、3月28日のリニューアルオープン時には開店前には行列ができる大盛況ぶりでした。
店内は、端から端まで遮るものが一切ない、長くまっすぐな通路となっている壁面に各アーティストのTシャツをガラスフレーム入りでディスプレイ。アーティストのインフォメーションがグラフィックとともに表示される大きなモニターもはめ込まれています。買い物客はまるで美術館でアートを鑑賞するかのようにTシャツを眺め、気に入れば下部の棚にサイズ別に収められているTシャツを手に取ることができます。
また、Tシャツだけでなく、各アーティストのトートバッグ、バンダナ、ライトポケッタブルパーカ、チュニック、ポロシャツ、ステテコ、リラコ、ソックスもカラフルに並んでいます。大判のバンダナはポスターのように壁に貼って楽しむこともできます。薄手のライトポケッタブルパーカは、世界中からニューヨークを訪れる旅行客の人気アイテムとなるでしょう。これらのTシャツや小物に「SPRZ NY」オリジナル、ロゴアイテムを加えると、品ぞろえは約200種類に上ります。
「服とアートが出会う場所」をコンセプトにデザインされた「SPRZ NY」ストアには、誰でも自由に使えるiPad10台が設置されたテーブルや、ユニクロ店舗内に初出店となるスターバックスもあります。つまり、ここを訪れる人はショッピングだけでなく、服をアートとして眺め、情報を収集し、ソファでゆっくりとコーヒーを楽しむこともできるのです。
オープン前日に行われたメディア向けの内覧会では、柳井正社長が、ユニクロが昨年よりMoMAの「フリーフライデーナイト」のスポンサーとなっていること、そのMoMAにごく近い5番街と53丁目というニューヨーク最高の立地にグローバル旗艦店を持ち、かつ今回は大量の作品の提携を受けたことの意義などを語りました。
アメリカ国内のユニクロ店舗数が年内に少なくとも25店舗になること、また「我々のヴィジョンは正解であり、今後の課題はそのヴィジョンをアメリカにいかに理解してもらうかである」と、今後のアメリカでのユニクロの展開への意欲を熱く語りました。
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